日別アーカイブ: 2007年3月7日

薄めの文庫本で時間をうっちゃる

一昨日の父の手術の間、待合スペースで何時間もただ座って待っているのも苦痛であり、こんなときでなければ絶対に買わないだろう本を病院の売店で買う。何年か前のベストセラーだった「博士の愛した数式」である。

やさしい小説ですね。読みやすいというだけではなくて、心にやさしい小説。中学生にもおすすめ。誰の視点に立って読むかで印象が変わるかもしれない。これでも私は大学で数学を専攻したので、どうしても博士の立場で読んでしまう。博士の異常なまでの子どもへの愛情は、理解できる。結末を知った上でもう一度読み返すときは、博士の義理の姉の立場でやってみよう。

最近のことはよく知らないが、私が高校生、大学生の頃に数学に親しんでいる人たちがよく使っていたフレーズに「エレガントな解答」というものがあった。「エレガント」という言葉を使う感覚が理解できない。生理的な嫌悪感を感じた。

博士の愛した数式博士の愛した数式