ホテル隣接のショッピングモールのB2にあるコンビニ。ビールやワインはあるのだが、庶民の味方のコーリャン焼酎を置いていないではないか。まあ、コーリャン焼酎は場違いなのかな。
月別アーカイブ: 2008年2月
中国語を一つ覚えたよ
私は中国語がまったくわからない。ニーハオとシェシェしか知らないレベルである。そんな私が会社の中国本部に来て仕事ができるのは、中国側のBaidu.jp担当者の多くが日本語が上手なのだ。簡単に書いてしまったけれど、これは奇跡的だと思う。この業界でバリバリやっていける人材というのはそう多くないだろうし、その上日本語が堪能な人材となるとそうめったにいるものではない。それをしっかりそろえているあたりはさすが中国ナンバーワンの百度である。
ミーティングは中国語で行われることが多くあり、担当者が通訳をしてくれるので問題はない。が、議論が白熱してくると中国語の発音は破裂音が多いので、日本人にはまるで喧嘩のように聞こえてしまうのだ。最初は委縮してしまったが、もう慣れた。喧嘩ではなく主張であり、スパッと合意に達する。見習いたいものである。
中国人との会議でニーハオ、シェシェの次の三つ目の言葉を覚えた。「ドゥイ」である。漢字で書くと「同意」で、日本語の意味も同じ。同意します、同じ意見です、その通りです、といった意味。発音は tong yi らしいが、英語の “Do it” を素早くだらしなく言ったような雰囲気。「同意」と言われるたびにほっとするが、同時に「すぐやれ (Do it!)」と言われているようで、どきっとする。
今日食ったもの
- 朝
- 牛角面包(クロワッサン)と紅茶
- 昼
- 麻婆豆腐丼
- まさに中華版ファーストフードといった店で、マクドナルドのようなカウンターでお金を払うと、その場ですぐに丼が渡される。麻婆豆腐丼は単品で12元(約190円)。これは安い、と思うのが日本人の感覚。おしゃれなショッピングモールの中のファーストフード店なので、中国の一般的な感覚からすれば、これはすごく高い。
- 麻婆豆腐丼
- 夜
- カップ焼きそば
- 悪くないよ。香りが独特。3.5元(約56円)。
- カップ焼きそば
北京家計簿中間報告
北京に来て5日たった。
- 一日あたりの生活費 (食費、酒代)
- 34元、550円
5日間でまだ3,000円も使ってないぞ。煙草のストックがあるからだな。
北京での喫煙
北京のBaidu(百度)本部は、喫煙者にとっては大変つらいところであり、自由に出入りできる喫煙スペースは建物の中にはない。唯一非常階段の踊り場のような場所で喫煙できるのであるが、ここにはセキュリティカードがないと入ることも出ることもできない。一度入れてもらったことがあったが、独り取り残されるとオフィスに戻ることができなくなってしまうので、怖くてもう試していない。煙草が吸いたくなったときは、仕方なく防寒着をもってエレベータで降り、ビルの外の灰皿のある場所で吸うのだ。最初は寒々として悲しい気分だったが、ここ数日春のような陽気で防寒着がなくても十分に暖かい。日向ぼっこをしながらの煙草は気分転換にはいいものである。
日本の煙草は1カートンしかもってこなかった。喫煙場所に不自由しているので本数が減ったせいか、手持ちの煙草であと一週間くらいはもちそうである。その後で、中国煙草を試すという大きなクエストが待っている。安くて旨いやつに当たればいいのだが。
中国での煙草のエチケットはまだまだだ。レストランでは普通に吸うことができるし、灰皿がなければ平気でレストランの床に捨てているのも見られる。中関村の街中はどうかというと、意外にも吸いがらの落ちている数は少ない。よく見ていると、自転車やバイクに乗った掃除係があちこちを走りながらゴミを拾い集めているのである。オリンピックを意識した清掃作戦だろうか。
今日食ったもの
- 朝
- 牛角面包(クロワッサン)と紅茶
- 昨日は牛角面包の悪口を書いてしまったが、どうもあたりはずれがあるようだ。ものによってはよく膨らんでいるものもある。
- 牛角面包(クロワッサン)と紅茶
- 昼
- 牛肉、大根(カブかも)、ニンジン、チンゲン菜の乗った麺
- いつもと違い、各々好きな物を一品頼むという形式。
- 夜
- 高菜のチャーハン、胡瓜の漬物、味噌汁
赤子がかわいいのは万国共通
中国の赤ちゃんはおむつをしないという話、どこかで聞いたことがないだろうか。
今日の昼飯も日本人スタッフ、現地の中国人スタッフと大挙して店に入り注文したものを待っていると、おそらくその店のお婆さんとその孫と思われる1歳くらいの子どもがいた。店のスタッフの真似をして、布きんでテーブルを拭いたり、床でちょこちょこと遊びまわっていた。その後姿を見て、あぁ、このことかと合点がいったのだ。その子の赤いズボンのお尻の部分が丸く穴が開いているのである。おむつはせずに尻丸出し。これが中国の子どもの姿なのだ。大人が見ると寒々しく思えるのだが、生まれたときからこの格好なら尻を抜ける冷たい風にも慣れてしまうのだろう。
夜、さらに便利な場所にコンビニを発見。ホテルに隣接するショッピングモールの地下二階の一番奥にそれはあった。ここならホテルから軽装のままで行くことができる。コンビニといっても日本のようにお弁当やサンドウィッチがあるわけではないが、酒もビールも置いているし、ちょっとしたつまみも十分にある。
今日食ったもの
- 朝
- 牛角面包と紅茶
- 「牛角面包」とはクロワッサンである。昨夜の怪しいコンビニで買ったもの。ずっしりと重みがあったので不安を感じていたのだが、的中。日本のクロワッサンだと生地が何層にもなってさくっと軽い食感なのだが、牛角面包は層が感じられずどっしりとした食べ応え。まさに柔らかい牛の角といった雰囲気である。密度の濃い蒸しパンのような感じ。
- 昼
- 老婆と子どもの尻を見つつ
- 豚肉と豆腐の唐辛子風味の煮込み
- シシトウと牛肉の炒め物
- 羊とネギの炒め物
- チャーハン
- グリーンピースと鶏の炒め物
- 胡瓜とナッツと鶏の甘酢あん
- 揚げ豆腐とキクラゲの炒め物
- 白菜の紹興酒?風味の炒め物
- 夜
- 牛肉と玉ねぎの卵とじをご飯に乗せたもの
- 胡瓜の漬物
- 味噌汁
- 味はちょっと違うけど、牛丼定食だね
北京の青空とダンジョンと謎のコンビニ
今日の北京は暖かかった。おそらく10度前後はあったんじゃないかと思えるくらい。もこもこのジャケットではちと暑いくらいだ。空も珍しく青々として高い。北京の空は晴れていても薄白く低いのだが、今日はまったく違った。こんな日は普段は絶対したくない深呼吸をしてみたくなる。
夜、Baidu本部からホテルに戻るのに、昨日とは違う道を選んでみた。ショッピングモールがあったのでひやかしで入ってみたら、そのまま地下の巨大迷路に。いつの間にかあのカルフールに迷い込んでいた。ホテルの近くと聞いていたので週末にでも行ってみる予定でいた。今日は忙しいのでさっさと「出口」の案内に従って出たのだが、地上は見覚えのない場所だ。まるでRPGでダンジョンをぬけたら別の土地、といった感覚である。慌てずに回りのビルをよく眺め、自分の土地勘を信じて進むとそこはホテルのすぐ近くだった。
さて、買い出しの必要がある。北京初日に言ったコンビニはセブンイレブンだが、それより近い場所に別のコンビニがあるという。だいたいのあたりをつけて行ってみると見事にビンゴ。現地のコンビニで家族経営という雰囲気の店である。一応24Hと表示があったが本当だろうか。客は自分一人で店員は年齢不詳のお婆さんとその娘のような二人の女性。娘さんは私が商品を探っているとその後ろにぴったりとついてくる。万引きする客がきっと多いのだろう。
レジ係はお婆さんだ。「シーチーパー」と言われたが金額の表示が見えないのでいくらかわからない。お婆さんに「How much?」と聞き返したらこんどは指でバツ印を出しながら「シーチーパー!」とまた言われる。娘がレジの奥側に向いていた金額表示を見せてくれた。17.8元だった。あの「指でバツ印」はどういう意味だったんだろう。
今日食ったもの
- 朝
- ホテル横の地下街に行ったら閉店中。食いそびれた。お茶のみ。
- 昼
- 大勢で食いに行く
- キャベツ炒め : こんな旨いキャベツ炒め(ほんと、キャベツのみ)は初体験だ
- 袋茸と挽肉の味噌炒め
- 肉団子とモヤシのスープ
- スモークした豆腐の炒め物
- 鶏のレバーと玉ねぎの炒め物
- 麻婆豆腐
- 鶏とナッツとネギの炒め物
- 酸辣湯(サンラータン) : 酸っぱ辛いスープ
- 豚のバラ肉とピーマンの炒め物
- ジャガイモの細切りの紹興酒風味の炒め物
- 小さめの白菜のような野菜のあんかけ
- 謎のびろびろ(麺のようであり、ホルモンのようであり、不明)のグツグツ煮込み 謎
- 白飯
- このメニューでは日本人は全員「ご飯が進む君」状態なんだが、配られたご飯は仏壇に供える程度の量と形。北京人は飯は食わずにひたすら炒め物をつつきまわすのだ。
- 夜
- 謎の家族経営コンビニで仕入れたカップラーメン「醤爆 牛肉麺」。こんなものにも挑戦するのである。肉なんか入っちゃいない。
開くの何時だ
ホテル下のレストラン街、朝行ったら明かりなし。
中関村というところ
Baiduの本部がある中関村という場所は、秋葉原とシリコンバレーを混ぜたような町。北京のIT企業が集中し、まだその街並みを見てはいないが電機街が広がっているらしい。
何もかもがでかい。道路は広いしあちこちで高層ビルを建設中または破壊中である。建設しているのか破壊しているのか区別のつかないものもある。ビルの形も千差万別で、四角や丸、尖っているのやドームのようなもの、何でもありで混沌としている。
レストランの多い一画に入るとまるで映画のセットのような中華街のような光景が広がる。いや、中華街ってここが本場の中華だな。
今日、食ったもの
- 朝
- トマト入り卵スープ
- 昼
- Baidu本部のスタッフがごちそうしてくれた。
- 鶏のスープ (これは旨い)
- 鴨?の甘辛く煮たやつ
- 豚の脂の多い部分と何か(あれは何だろう、粟とかひえかな)
- 豚のバラ肉を甘辛く煮て薄切りにしたやつ
- 豚のサラミのようなソーセージ
- ジャガイモとネギの細切りを唐辛子で炒めたもの
- 辛くて濃いスープの中でグラグラと煮られていた鶏か何か
- 胡瓜の軽く炒めたもの
- 醤油の濃いチャーハン
- 骨付きの何かの肉
- 青唐辛子系の何かと肉の細切りを炒めたもの
- たっぷりニンニクの上で焼かれていたナス
- 卵とキクラゲを炒めたもの
- 白飯
- あとほかにもあったが、混沌としていて思い出せない
- 中国の彼らはこれらと、飲み物は「ペプシコーラ」いやほんと。湯呑でコーラ。
- 夜
- とんこつラーメン
- 日本のチェーン店のやつがホテルの横にあったので思わず
コーリャンの焼酎
昨日買ったのは紅星四十六度二鍋頭酒というコーリャンの焼酎であることが判明。388mlで5.2元。
中国から見えないもの
結構あるなぁ。でもニコニコ動画は見られるぞ。そんな暇ない。週末に見るか。そんな週末でいいのか。